サーバ(VPS)の移行についてのお知らせ

直近の記事でお伝えしている通り、サーバ(VPS)の移行について、より具体的なお知らせをしたいと思います。

まず、こちらの勝手な都合でサーバを移行する事となり申し訳ありません。

ユーザ数の増加や、Webアプリのメモリ要求増加に伴い長い間メモリ不足に悩まされていましたが、「KAGOYA VPS」なら現在契約している「さくらのVPS」と比較して同じ月額費用、何ならちょっと安くなるのにメモリ2倍の容量で運用できるとあっては動かずにはいられませんでした。
サーバのレスポンス悪化により利用を諦めた方もいらっしゃいましたしね😭

また、ちょうど2025年8月に契約更新を迎えますので良い機会だと捉えての決断です。
ちなみに、過去に痛い目に合ってるのでGMO系は選択肢にありませんでした。

つきましては、下記の要領で移行を実施していきますのでご認識願います。

新サーバの事前準備と検証(管理者作業)

現在のステータスです。サービス毎のメモリチューニングや事前にデータの移行検証などを行っています。
概ね完了しており、移行の手順を検討しています。

なお、新サーバでのPHPはPHP-FPM + OPcache + APCuで動作させる事にしました。

もしメモリが溢れる場合は再考しますが「pm = ondemand」で動作させることでアイドルプロセスはkillされるため恐らく問題ありません。

コンパネの凍結

コンパネによる新規ユーザーの追加や、既存ユーザーの設定変更を凍結し変更禁止期間を最大で2週間程度設けます。
凍結時点で利用可能だったサービスについては通常通り利用できます。

新サーバへコンパネデータおよびユーザ情報を移行

コンパネのデータベースおよびユーザ情報を新サーバに移行した後に、新サーバのコンパネをバージョンアップし、コンパネの日本語翻訳などを調整します。

また、当サーバのDNSで管理しているレコードのIPアドレス情報についてはこの時点で新しいアドレスに変更します。
自前DNSまたはご自身でドメイン管理しているDNSの情報はこの時点では変更不要です。

なお、PHPが8.3から8.4に変わることで既存サイトに影響がある可能性が高いので、WordPress等のプログラムやプラグインについては最終データ移行前に最新化しておくことをお勧めします。
検証した結果幾つかのWordPressサイトでエラー表示になった事を確認しています。

現サーバでサービス停止と最終データ移行

現在のサーバでメールおよびWebサービスを停止した後に、新サーバに対して最終的なデータ移行(同期)を行います。対象としてはWebコンテンツおよびMySQLデータベース、メールデータです。

また、このタイミングで当サーバで管理しているie-t.netドメインのNSレコードを更新し新しいIPアドレスを世界のDNSサーバに反映させます。

自前のDNSまたはご自身でドメインのレコードを管理している方は、下表にてお伝えするIPアドレスに変更下さい。
(新サーバのアドレスは後日記載します)

IPバージョン変更前アドレス変更後アドレス
v4153.121.38.188133.18.167.225
v62001:e42:102:1104:153:121:38:1882406:8c00:0:3446:133:18:167:225

切り替えの際、現サーバを停止している間に受信したメールは相手方のメールサーバで保留され、DNSレコードが反映された後に相手方メールサーバのリトライにより新サーバ側に遅れて配送されますので、基本的に受信メールのロストはありません。
自前でDNSを管理されている方は、切り替え前にDNSのTTLを600(10分)などの短い値にしておく事をお勧めします。
当サーバのDNSで管理しているドメインについては事前に10分以下の設定にしておきますので、新サーバのレコードが全世界のDNSサーバに反映されるのは大体30分前後の見込みです。つまり実質のサービス停止も30分前後です。

少し様子を見て現(旧)サーバを停止して解約

2025年7月中、または遅くとも2025年8月5日までに今のサーバは停止し解約します。

今回お伝えしたい内容は以上となります。ご不明な点がある場合はコメント下さい。
特になければ上記の要領で進めます。

より具体的な日程については、近日中にこの記事を更新する形で広報させて頂きます。

2025/05/23 追記

コメント頂いた通り重要な事をお伝えしていなかったので追記します。それは

さくらのVPSではなくなるためWAFが変更になる

事です。

正確に言うと、いえ、正直に言うとKAGOYA VPSに移行した後も別契約のさくらのVPSがあるのでそちらの権利で使おうと思いました。シグネチャの定期更新もプロキシ機能でそのさくら側のネットワークから抜ければ可能だろうしと。

でもライセンス違反になると思うので止めました。

しかし今さらWAF無しというのもセキュリティ的に不安なので、以前使っていてそれなりに慣れている(検知除外の実績も保存している)「mod_security」を採用します。

コアルールセットと呼ばれる検出ルールもメンテナンスされていますし、今回自前でコンパイルしたので.htaccessファイルによってユーザーさんが個別に特定または複数のルールID、或いは全ての検知を除外する事も出来るようにしました。
眠いのでこれについてはまた改めて詳しく追記します。

取り急ぎご報告までに。

2025/06/02 追記

当記事内に記載してる新サーバのIPアドレス表に新アドレスを追記しました。
事前に検証したい方は自PCのhostsを編集するなどして新サーバで動作確認が可能です。

但し、新サーバは準備中のためサービスが止まったりコンテンツが戻ったりする可能性があるのでその点ご留意下さい。

また、サーバ移行のためにコントロールパネルをメンテナンスモード(凍結・ログイン不可)にする期間を下記の通りとしそのまま新サーバへの切替としたいと思いますが、本業その他のスケジュール次第では変更が有り得ます。
凍結期間中に新サーバのコンパネをバージョンアップ&検証するため、上の方で「凍結期間は最大2週間」と言っておきながらそれよりも長くなることをご了承下さい。

コンパネメンテナンスモード期間2025/06/07 ~ 切り替え完了まで
切り替え予定日2025/06/28(時間未定)

なお、新サーバでのWAF検知除外方法についてもフォーラムに記載していますのでご一読下さい。

2025/06/28 追記

本日2025/6/28(土)21:30-22:20にサーバの切替が完了しています。

上記時間帯のうち、メール停止は21:30-22:00の30分間です。この間に外部からサーバへ受信したメールについては一旦先方メールサーバに滞留し、遅れて届きますのでご安心下さい。

また、サイトでSSL証明書エラーが出る場合はコンパネにログイン後に改めてLet’s Encrypt証明書を有効にしてみて下さい。
移行とDNS反映のタイミングの問題でLet’s EncryptのDNSレコード認証でエラーになった場合に一度無効化されてしまっているようです。申し訳ありません。

何か問題がある場合はこちらのコメントまたはフォーラムにてご連絡下さい。

コメント

  1. セキュリティが気になっています。 より:

    Kagoyaクラウドに移行後の家TサービスにWAFを含むのか含まないのかを知りたいです。
    これまでの桜クラウドVPSではSiteGuard(WAF)がバンドルされていたと認識です。

  2. ちらみ ちらみ より:

    重要な事をお伝えしていませんでした。
    WAFですが、別契約のさくらVPSでWAFを使用していないものがあるのでそのライセンスで使おうと思っていたものの、やはり別環境で使用するのはライセンス違反になる気がするのでOSSのものに変更しようと思っています。
    さくらを使う前のWAFに戻す感じです。

    どのみちSiteGuardはメモリを大量に消費するのでどうしようかと思っていたところでもありますし。

  3. 匿名 より:

    どうも独自ドメインが反映されていないようです。
    サイトはjf6deu.netです。
    サブドメインはアクセスできますが、jf6deu.netにアクセスした時のみie-t.netの404ページに移動します。
    コンパネでの設定は確認済みで、サイトも有効化しています。

  4. 匿名 より:

    すみません、Let’s encryptが入っていないだけでした。
    お騒がせしました。

  5. 匿名 より:

    お世話になっております。

    現在、PHP 8.3 または 8.4 環境にてサイトを運用していますが、
    phpinfo.php をブラウザで開いても何も表示されない状況です。

    下記の状況を確認しています:


    ■ 確認状況
    ・CLI では `php -v` が正常に表示されるが、以下のモジュールエラーが出ています:
    – json
    – sockets
    – apc.so

    ・`allow_url_fopen` は CLI 上では `On` になっている。

    ・PHP は PHP-FPM + OPcache + APCu で動作している設定のようです。

    ・ブラウザからの PHP 実行が真っ白で、内部エラーの可能性が高いです。

    ■ ご依頼したい対応

    1) PHP-FPM が正常に起動しているか確認してください。
    (`systemctl status php-fpm` またはバージョン付きで確認)

    2) 以下の不足しているモジュールをインストールしてください:
    – `php-json`
    – `php-sockets`
    – `php-pecl-apcu`(または `php-apcu`)

    必要に応じて PHP の再ビルド・設定をお願いします。

    3) モジュール追加後、PHP-FPM を起動してください。

    4) `allow_url_fopen` が FPM 側でも `On` になっているか確認をお願いします。

    5) 上記後、ブラウザから `phpinfo.php` を正常に表示できるか動作確認してください。

    ■ 追加情報

    問題が発生している PHP コード例:

    “`php
    format(‘Y’).$time->format(‘m’).”.txt”;
    $content = file_get_contents($filename);
    file_put_contents(“280blocker.txt”, $content);
    ““

    これが `PHP 8.3` では動いていましたが、
    現在のサーバー移行後に動かなくなっています。

    お手数ですが、確認と必要な対応をお願いいたします。

  6. ちらみ ちらみ より:

    アカウントを教えてもらえますか?
    phpinfoはこちらでも確認できます。

    https://ie-t.net/info.php

  7. 匿名 より:

    こちらです。

  8. ちらみ ちらみ より:

    テストアカウントではphpエラーはありませんので再度Shellユーザーを作成して確認頂けますか?

  9. jamservice より:

    現在、私のウェブサイトにつながりません。「セキュリティ保護された接続が確立できません」と表示されます。私は専門知識がないので対処方法がわかりません。対処の仕方を教えていただけませんか?

  10. jamservice より:

    お騒がせしました。自己解決しました。Let’s encriptのチェックが消えていました。

  11. 匿名 より:

    〇状況まとめ(追加分)
    ブラウザから PHP にアクセスするとページソースが完全に空
    → PHP が実行されていない or 内部エラーで完全に落ちている。

    GAS(Google Apps Script)からアクセスすると
    Address unavailable
    → これも同じで、PHP が Web サーバーで応答を返していない。

    つまり:

    ファイルは存在している(404 ではない)

    でも内部で FPM が動いていないか、エラーで応答できていない。

    〇この現象で分かること
    PHP-FPM が落ちているか、設定が壊れている。

    必要モジュールが無いので起動できない可能性が高い。

    だから結果的に Web サーバー(Apache/Nginx)が空レスポンスを返す。

    と考えます。

    また、設定をいじっていて「PHP-FPM」を外し再度設定しようとしたら出来なくなりました。

  12. ちらみ ちらみ より:

    仰る通りコンパネでPHPがDisabledになっていたので再度PHP-FPMを選択しました。
    トップページ的には動いているように見えますが如何でしょうか。

    ちょっと今週は出張で出ていてなかなか見れず。

  13. 匿名 より:

    対応ありがとうございます。
    記事自体のphpは影響が出ていないように見えますが、記事以外の個人的に利用しているphpファイルが上記の症状になったり、これは関係あるかは分かりませんが記事に利用しているjsファイルはキャッシュを削除し更新しても記事に反映されないようになりました。

  14. ちらみ ちらみ より:

    現象発生時にエラーログを確認して頂きその内容を共有下さい。

  15. 匿名 より:

    chromeのディベロッパーモードで確認してみました。

    php
    ソースコードが空白。エラーなし。
    js
    ソースコードが古いまま(サーバーが更新される前の状態)で、sftpで更新した内容が反映されない。エラーなし。

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