新サーバーへの移行を準備しています
お久しぶりです。
掲題の通りですが、「家Tサーバー」サービスに使用している、さくらのVPSの仮想サーバーを新しいサーバーに移行しようと思っています。
下図(引用)の通り2022年9月末までに年払いで契約すれば30%割引というのに釣られてしまい(笑)
ちなみに実際の料金とかはこちら
思えば、さくらのVPSに引っ越してから6年くらいが経過していて、現在使用しているCentOS7のサポート期限が2024年6月なのでまだだいぶ余裕があるのの、RHEL8系のOSを個人でいじり倒せる環境があっても良いなと思い決断しました。仕事ではもうだいぶ触ってるんですが。
で、移行先のOSとして今と同じCentOSがちょっとアレな状態なので、同じRedHat系としてAlmaLinuxかRocky Linuxかで迷いましたが前者にしました。
バージョンは先日出たばかりのAlmaLinux9にしたかったんですが、WAF(SiteGuard)やその他必要なPKGが色々対応していないものが多かったため8にしました。2029年までのサポートもあってまだまだ先ですし。
実は、今と同じ「東京第2ゾーン」にこのOSを既に新規契約していて、同一のローカルスイッチ内でデータ移行できるようにしました。既にある程度のデータ移行は終わっています。
本当はもう少し安い「大阪第3ゾーン」や何となく環境の良さそうでw一番安い「石狩第1ゾーン」が良かったんですが、現在の東京第2からローカル接続できないので。
でも今思えば別にローカルで転送する必要は無かったなぁ。。
ということで、今後の流れとしては下記のようになると思いますので時期が来ましたら改めて通知いたします。
- 事前データ移行
概ね完了 - 動作検証・移行検証
今ここ - 利用者への広報とお願い
いつ頃止まりますよ的な - コンパネの凍結
サイトやメールのアカウントを変更不可にします。通常利用は可 - 最終データ移行
各種サービスを停止した上でサイトコンテンツやMySQL DB、メールデータの最終移行をします
本業の都合によるけど恐らく2022年8月か9月頃 - 新サーバへの切替
受信メールが漏れないように現行サーバを止めた後に、DNSのレコード変更による一発切替を予定していますので、自前または他サービスで家TサーバーのIPアドレスを管理されている方は、このタイミングで手動でレコードを変更頂く事になります。(DNSとして家Tサーバーのものを利用している方は当方で一括対応します) - コンパネの凍結解除
通常運転に戻します
5番以降は全て同日に行う想定です。
なお、現在確認できている注意事項として以下のものがあります。
- ApacheでPythonを使えない(かも)
RHEL8系からmod_pythonがサポートされずmod_wsgiをベースにしたものになりますが、こいつに癖がありまして直接 test.py などのファイル名を指定したアクセスができず、ApacheのconfレベルでWSGIScriptAliasによりエイリアスを指定しないと動作しません。(.py単位)
何か良い案があればアドバイスを頂きたいところですが、そもそもApacheでpythonを使用している人はどれだけいるのか?問題です。
SSHでのpython利用はこの限りではなく、引き続き利用できるようにするつもりです。 - PHP5.6が使えなくなります
現在はレガシープログラムの救済のためにコンパネで選択できるようにしてありますが、新しいOSではOpenSSLやその他ライブラリの対応が限定的でコンパイルが困難であるためこれを機に提供をやめます。本家もサポートしていないので当サーバでもそれに準ずる事にしました。 - Perlのバージョン変更によりお使いのCGIファイル等の編集が必要になる場合がある
少なくとも当ページの掲示板のJcode.plは編集が必要でした。 - SSH接続後のShell環境は今後フィードバックを頂きながら再調整を予定
一方で、良くなる点としてはApacheが新しくなったことで(今さらだけど)HTTP/2が標準で使えるところ、くらいかな(笑)
理論上、少しはサイト表示が速くなると思います。
とりあえず準備ができ次第またここのコメントか新規投稿でお知らせしますね。
家tサーバーを使っているものです。
https://t.co/xZnDWjlHgI
http/2に対応したそうですがラッコツールズで調べると対応していないと出ました。何か設定する必要はあるのでしょうか?
https://t.co/yhUXwhCefy
Twitterの方でも連絡した通り当サーバーはhttp/2プロトコルには対応済みです。